第51回 研究会BOX:

「新たな森林管理システム」と「森林環境税」を考える

 

日時:2018年3月11日(日)13:00~16:30
場所:東京農業大学世田谷キャンパス1号館213教室
http://www.nodai.ac.jp/campus/map/setagaya/

参加費:無料

趣旨
 現在2017年11月に内閣府の規制改革推進会議から提出された「林業の成長産業化と森林資源の適切な管理の推進のための提言」に沿った形で森林・林業に関わる制度・政策の大きな変革が進められつつある。さかのぼれば、この制度変革は2016年12月8日に発表された自由民主党・公明党による「平成29年度与党税制改正大綱」に必要な森林関連法令の見直しと共に、現在検討が進みつつある「新たな森林管理システム」に繋がる5つの具体的な施策が明記され、その財源として個人住民税均等割による森林環境税(仮称)の創設等について検討し、2017年度税制改正において結論を得ると書かれたことに端を発する。
 また一般社団法人国土計画協会内の所有者不明土地問題研究会(いわゆる増田研究会)が2017年12月13に公表した最終提言においては森林を含む所有者不明土地問題解消のため土地の「検地」を行い、一定期間に申し出が無い所有者不明土地を「新たな組織」が「占有」し、「一定期間経過後に所有権を取得」するというさらに「進んだ」提案もなされつつある。
 我が国の森林・林業をとりまく状況を改善するために種々の制度や政策の変更が必要であることは間違いあるまい。しかしながら先の種々の「提言」や報道などから垣間見られる「政策変更の方向性」について、林野庁などの行政機関と現場の林業関係者、森林・林業に関わる制度・政策を研究してきた研究者集団といったステークホルダー間で充分な情報共有や合意形成がなされるに至っているとは言い難い。
 本研究会ではステークホルダー間の情報共有や「政策変更の方向性」の更なる改善を目指して開催するものである。具体的には実際に制度変革の草案作りに取り組む政策担当者から政策の内容等について説明を頂き、それに対して現在まで公開されている情報に基づく疑問点等を研究者サイドから提起し、そこからフロアーを交えた「対話」を行うことを通じて現在進みつつある「政策変更」に関する情報共有と「政策変更の方向性」のブラッシュアップを目指すものとしたい。多くの林業関係者・研究者の参加を期待します。

報告者と報告テーマ
箕輪 富男 氏(林野庁企画課)「新たな森林管理システムの概要とその政策的意義(仮)」
長崎屋 圭太 氏(林野庁計画課)「森林環境税の概要と政策的意義(仮)」
三木 敦朗 氏(信州大学)「新たな森林管理システムと財源形成の方向性についての検討(仮)」
司会進行
 山本信次(岩手大学)

スケジュール
  13:00~13:10 研究会趣旨説明
  13:10~13:50 箕輪氏報告(35分)+事実関係に関する質疑(5分)
  13:50~14:30 長崎屋氏報告(35分)+事実関係に関する質疑(5分)
  14:30~15:05 三木氏報告(35分)
  15:05~15:15 休憩
  15:15~15:45 三木氏からのコメントに関する報告者間の質疑
  15:45~16:25 フロアーからの質問と討議
  16:25~16:30 閉会
 
※なお、研究会終了後、小田急線「経堂駅」周辺にて報告者を囲んで懇親会を開催いたします。 更なる意見交換の場ともなりますので、こちらへの御参加も御予定頂けますよう、お願い申しあげます。
 
問合せ先:岩手大学農学部 山本信次 shinjiy(at)iwate-u.ac.jp